コミュニケーションギャップは問題なんかじゃあない。

身近なひとと仲良くなればなるほど、いろいろと自分との違いが目についてくるものです。
ただ、人間って身近なひととコミュニケーションをするとき、無意識にバランスをとっているんじゃないのかな~と感じるのです。




確かにそういった側面はあります。
たとえば、目的意識過剰な状態で話をしているときは、何かを達成するために注力する意識が高まる反面、デメリットとして問題認識能力が欠如するようなところがあります。




そんなとき身近にいるひとは、相手が目的意識がそれほど高くないのなら、同調して同じように目的意識が高めになるというレゾナンス(共鳴・共振:無意識的なラポールの状態)が起りますが、相手が目的意識過剰となると無意識のうちに問題回避的な状態になることがあるようなのです。




いわゆるコミュニケーションギャップというのも、私たちは「問題」としてとらえてしまうことが多いのですが、それらも身体の症状と同じで、私たちに何かを気づかせてくれるメッセージととらえることができます。




コミュニケーションでなにか「問題」を感じたのなら、それは、相手の問題や自分のスキル上の問題ではなく、さらなる成長のための学びやバランスをとるためのメッセージなのかもしれません。

(つづく)

2013年01月23日