心の問題は当人の問題ではない。

あらゆる心の問題はその問題を抱えた当人の問題だととらえるのがいままでの常識です。

心理学関連の講師をしていると多くのカウンセラーやセラピストに出会います。
そしてカウンセラー自身の家族が統合失調症や発達障害であるがために心理学を受講しているという方も少なくありません。

いままで個人セッションやさまざまな出会いを通じて観察する限り、精神的な疾患や心の問題を抱えている子供の母親は、必ずといっていいほど不調和な波動を帯びているように見受けられます。

そしてまるで鏡で映したかのように同じ波動をクライアントである子供が帯びていることが観察できます。

これは母親においてもその親からその状態を引き継いでいる側面があり、その家系において代々引き継がれ、まるで食物連鎖のように濃縮されてきたかのようです。(親の個人的な問題ではありません。)


ここでいっている波動はエネルギーが観えている人であればあきらかなのですが、そうでない場合でも実際に向き合っていると身体がザワザワしてくることで察知することができます。

また体感覚レベルで理解できなくとも観察することでも認識できます。
これらの認識は分析していたり思考していると、なかなか気づくことはできません。

なぜなら自分の頭にばかり意識が向いてしまい、思考状態が聴覚や視覚や体感覚に干渉して感覚が鈍くなってしますからです。ですから思考を落とした状態で観察すると容易に認識できるようになります。
脳の状態は目の動きを観ているとわかるものですが、不調和波動を帯びていると眼球がのべつまくなしに動き、揺れており身体はいつもワサワサと落ち着きがない振る舞いをしていることから認識できるのです。

 

現代の心理療法の内、発達障害や統合失調症に対して、私が観察する限りもっとも有効な方法は家族療法ではないかと思っています。
そして実は心理療法のうちこの家族療法の原型は、古代の呪術やお祓いやハワイのホ・オポノポノなどに見て取れます。
かつては不調和の波動を帯びている状態のことをつきものが着いたと表現していました。
そして効果的な治療(お祓い)は、つきものがついている本人ではなく、その本人にもっとも影響のある母親や家族全員をトランス状態にして治療を行っていたようなのです。

つまり本人を治療するのではなく母親や家族を治療するというアプローチをとります。

(つづく)


2013年01月27日