感性行動研究所
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ハワイのフナ(古代形而上学)・脳科学・ヨガ・エネルギー療法や
心理学を融合した幸転プログラム
以前のブログの記事「空気を読む細胞? 」でも紹介している話ですが、
イギリスの元ケンブリッジ大学フェロー、生物学者のルパート・シェルドレイクが形態形成場仮説(シェルドレイクの仮説)というものを提唱しています。
この仮説というのはこういうものです。
1.あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
2.離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
3.形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
4.これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。
この仮説のなかで2.の実証実験がなされたのは有名です。
1983年にイギリスのテレビ局でシェルドレイクの仮設に関する公開実験が行われました。
これは言い換えれば集合意識の影響を実験しようとしたものといってもいいでしょう。
そしてこの実験は、こんな設定がされました。
① 事前準備
だまし絵のようなものを2つ用意し、
一方の問題Aの答えは非公開とし、
もう一つの問題Bは視聴者200万人に公開する。
② 実証テスト
このテレビ番組が放映されない
遠隔地に住む住民をテレビの放映前に1000人、
放映後に別の800人にテストする。
そして②の実証テストでのテレビを観てない住民の非公開の問題Aの正解率は
テレビ放映前は、9.2%
テレビ放映後は、10.0%で、
1%以下の差がありました。
一方、住民テストにおける放映時に公開した方の問題Bの正解率は
テレビ放映前は、3.9%
テレビ放映後は、6.8%
になっったのです。
非公開の問題では正解率はあまり変化しなかったのですが、
公開された問題は大幅に正解率が上昇したということが分かったのです。
(情報出典:ウィキペディア )
このような現象は101匹目のサルといった有名な話があります。
これは実証された実験を知っているわけじゃないので、ここでは紹介しませんが、
私たちの生活の中で他の動物を観察する中で実感できるようなことも多々あります。
たとえば釣り人の間では知られている話です。
新しい疑似餌(ルアー)も使っているうちに、やがて餌としての効果を失ってしまうというもの。
魚一匹一匹の全体の魚の集合意識に与える影響は少ないのですが、それが多数にもなると(ニセの餌に騙されたという残念な情報が)魚全体の認識になるようなのです。
魚の群れを観ていると一斉に方向を変えるところが観察できることから魚が集合意識で生きていることがわかります。
このようなシェルドレイクの実験は
日本でも2000年の11月に日本テレビで放映されています。
「世界を変える7つの実験」という中のひとつだったのですが、
ペットはなぜ飼い主の帰りがわかるのか?
というものです。
飼い主とペットを双方のカメラで追跡し、
いつも不規則な帰宅時間にもかかわらず
飼い主が帰宅を開始するとペットが玄関に移動して出迎える体制になることが観察されました。
意識学によれば、動物にくらべて人間の思考は集合意識に大きな影響を及ぼすといわれています。
(意識学では空間にある情報をフォロソシーンという造語で表現しています。)
そして無意識にとらえている通りに私たちは現実を認識するようになります。
このような実験や実践する意図から伝わってくるのは、その無意識というのが、周りにいる人や世界中の人の思考の影響を受けているかもしれないという可能性です。
私たちが住んでいる地域の文化というのも、言葉や振る舞いで伝承されるだけではなく、場に形成された情報によって伝承されているという仮説もあります。
となると逆にとらえるのなら、私たちひとりひとりの思考が集合意識に影響を与えているということになります。
今、この世界を取り巻いている現実は、どんなことであれすべて私たちに責任があるといえるのでしょう。
もしそうなら、どのような思考を共鳴させ続けるのか?
それは煙草や迷惑行為よりも、より自覚しなければならないことなのかもしれません。
私たちが感じている感情や直したいと思っている癖もこういった環境からの影響やその刺激を避けるために自動的に行っている可能性があるのです。
(つづく)
2013年02月05日
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