愛は盲目っていいますが実はウソなんです。

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高校時代。
あのころの甘酸っぱい恋愛を思い起こしてみると。



長く付き合ったりして
結婚を意識するようになれば
これは恋なのだろうか?
それとも愛なのだろうか?
なんてことを考えていたりしたものだ。



やきもちを焼いたり
腹を立てたり
いろいろしていた。



だから「愛は盲目」なんて格言を耳にすれば
あぁ~なるほど!
なんて腑におちたりしていたものだ。



まさかそれが欲に目がくらんでいるからだ
何ていう風にはさらさら思いもしなかった。



今になって冷静に振り返ってみれば
まあこっぱずかしい限りで
全然そんなものは愛じゃなくて
単なる「我欲」で。



「我」欲だからこそ
期待して、相手を「こうあってほしい」という枠にハメ。
その枠を外れると許せなくなって
こうあるべきだなんて感じていたのだろうと思う。



だから心の深層に「あなたは私のモノ」というような感覚があって、
それが「モノ」扱いして相手を「所有」している感覚があるなんて
ことにも気づけない。



そもそもモノでもないし
所有できるものでもないのだから
それは満たされることはない。



満たされないのだから寂しくなるし切なくなる。



その切なさや寂しさは、
もっともっと大切なことを私たちに伝えてくれている。



違うんだよ!
違うんだよって感じに…。



成長の過程で私たちは
本来のものとは「違う」ものをたくさん体験することで
「本来のもの」「本当のもの」とはどういうものなのか
学んでいるかのようだ。



もし盲目さが腑に落ちるのなら
それは愛ではないということに
気づいてもいいのかもしれない。



視界が明るく広く、
決めつけるような狭さが存在しない
そのような感覚がそこにあるのか?
意識を向けてみると
なるほどぉ~と今までとは違った腑の落ち方をしている
自分に気づけるのかもしれない。


そう感じます。

2016年03月05日