執着を手放すって手放そうとはしないこと?

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【執着を手放すって手放そうとはしないこと?】

ビジネスマンだったころ

平日仕事はバリバリやって

週末はスキーやマリンスポーツでのアクティブレストって感じだった。


仕事もプライベートも順調で

毎日ほどよく忙しくすごしていると

問題や悩みがあったとしても

(かなり落ち込んでしまった頃と比較すると)

それほど苦にはならなかった。


でも

うつ病と診断されている社員が部下として配属されてきたり

もともと企画畑だったのに

真逆の監査みないな管理系の責任者になったりしたりなどして

何らかの壁にぶつかったり

行き詰まってしまってたり

したとき

単なるコーチングだけではなく

心理(深層心理)の世界に足を踏み入れてワークすると

普段は気づかなかった

執着など心のブロックとか心の凝り固まった何かが浮上してきたものでした。


当時は

これらを手放したり、解消すれば

物事は好転すると学んできたから

実際にさまざまなワーク手法を実践して

解決してきた。


はずだった。



でもしばらくするとまた浮上してきて

それをまた解消しては

また浮上して

解消して

を繰り返していったものだ。


そんな折

当時世界№1コーチで大統領のコーチなどもしていたアンソニーロビンズがインドに渡って学んでいるという噂を知る。


インドぉ?

いやいやハードル高いっしょ!

じゃあとりあえず瞑想から♪

って感じだったけど。


ん~。どうも本格的に学ぶ必要があると思い立ち。


実際に私も1ヶ月弱程度のワークなどを参加するなどの目的で

10数回渡印して

いろんな瞑想ワークや瞑想修行などを体験するようになるまでは

この

なんども浮上してくることの繰り返しが

洗濯ものを洗濯するのと同じことだとは思わなかった。
(洗濯との違いは繰り返すたび、より新品になっていく)




最初にインドに行ったとき

4日目ぐらいで激しい下痢と高熱といった食中毒状態になった

ダーサジ(僧侶)にそれを話すと

「おめでとう!いいプロセスが始まったね。」

なんて言われたけど。


こっちはそれどころじゃあない。


多分アメリカや日本で同じようなワークに参加しているなら

当然、あるていど治るまでベッドでお休みって感じになる。


だけど

ここはインド。


そして厄介なことに事前にいろいろ学んでいて

これが「浄化のプロセス」だってことも知っていたから

無理やり身体を動かして、

ワークをする瞑想ルームに向かったものだった。


ワークでは

ヨガの激しい呼吸法をともなう瞑想ワークがあって

39度近いの熱があるのに

1時間以上の激しい呼吸ワークをしたときには

激しいめまいや動悸もしたし、

頭が沸騰して気絶しそうになったけど

なんとかはじめの1週間をすぎたところで

腹痛も治まり平熱に戻るとともに

一種の悟りというか

いままでとは違った意識状態になったものです。


一緒に学んだ仲間の中に

アメリカの有名な大学の脳科学者(教授)もいたけど

科学的に観ても

こういったプロセスを経て

脳神経が再構築されるという。


確かに脳が変わったためなのだろうか?

物事のとらえ方が感覚的に自然に変わっていた。


(自分の体験がそうだったから

これが真実だ!ってわけじゃあないけど)


特に「手放す」ということが

むしろ手放そうとはしていないで

それが自然に起こるという体験を何度もした。



だから尚更

執着とか

ブロックとか

そういう対象に対して

かつてとは向き合い方が全く違っていった。


(NLPでいうところの「肯定的意図」を本当の意味で身体に叩き込まれた。これらの「空」の体験によって無条件(の愛)というものも身体に刻まれた。)

ダーサジ(僧侶)からは

「あなたの意識が変容することで数万人の意識に影響を与える」

というようなことも言われていて。


本当かなぁ~?


なんて風にも思ってたけど。

僧侶しか受け取ることができないスートラ(経典の内容)の伝授の体験を重ねるごとに


自分が主催した瞑想ワークなどにご参加いただいた方たちの意識が変わっていくのを目の当たりにして。


あの苦しいプロセスも無駄じゃあなかったんだなぁ~って今では思うのです。



深いものであれば

それなりに寄り添い方というものが変わってくる

そういものなのでしょう。

 

(以下のお便りをいただいての記事でした。)

 

2021年1月16日(土)ZOOMでのLIVEマインドフル・ヒプノセラピーにご参加の山本圭子(仮名)さんより、このようなお便りをいただいております。
ご本人の承諾をいただいておりますので、こちらにご紹介いたします。

先ほどはヒプノありがとうございました。

今回のヒプノは、意識がずっと明確なまま受けていたように感じています。

というのも、始まってすぐに、左側から近所で小さい子がピアノの練習曲をパラパラと弾き始めたのが聞こえてきたからです。

ああ、なんで今なんだろう、と竜二さんの声とピアノの両方に意識が行ってしまい、あまり集中できていない感覚がありました。

徐々に、まあこれも悪くないかもと思い直し、ディバインと未来の自分と話すワークをしていました。

途中でふと、「あ、小さな私が会いに来てたんだ」(※小さい頃ピアノをやっていて土曜の午前中はたいてい練習していました)と思った瞬間ピアノが止み、微笑ましく思いました。

しばらくワークを進めているとまた鳴り出しましたが、今度はバックミュージックのようで、時に情景と合っているように思えて気にならず、ピアノと相まってワークが映画のワンシーンのように感じられました。

ディバインと会った部屋は、全面光の空間でした。
(※①以下のコメントご参照)

意識を向けると光が輪郭を作って女の人が現れる感じでした。

何を質問したかは忘れてしまいましたが、光の女の人が話してくれたことで覚えているのが、「共に生きる」「浸透する光」「いつも抱きしめている」という言葉です。

共に生きるは、身体の細胞一つ一つや心の中の存在と一体感をもって生きる感覚で、浸透する光は、光を充分受け取るイメージに繋がりました。

今回話した未来の自分は、初老で、とても穏やかで幸せそうでした。

緑と岩場から綺麗な水が流れている庭がある自宅のと思われる一室で会いました。

誰かがこうして訪れては話を聞いて送り出している人のように思えました。

話をしているうちに、だんだん年を重ねて、私が帰る頃には杖を持ってもっともっとおばあちゃんになっていました。

もらった言葉は「前に進む」だったか「自分で進む」だったかそういうニュアンスの言葉でした。

目を開けてから、なんで杖?ジブリのおばあちゃん像??と思いましたが、杖は何かに支えてもらいながらも自分の力で歩むということのように思いました。

きっと杖も何種類か持っていそうな気がします。

まだ6時間くらい前の体験なのに、思い出して書いている今、すごく昔のことのようで不思議です。

今夜寝るのがなんだか楽しみです。

ありがとうございました。


2021.1.16
山本圭子(仮名)さん (40歳女性 埼玉県在住 事務職)
LIVEマインドフル・ヒプノセラピー(ハイヤーセルフ)2021.01.16

お便りありがとうございます。

現代催眠のエリクソン催眠では、ユーティライゼーション・アプローチと呼ぶものがあります。

これは「利用できるものはなんでも利用する」というもの。

たとえば催眠中に邪魔となるような音(電車の音など)があったとしても、それを利用するかのように「今、電車の音が聞こえ、その音を遠くに聞いているとさらにリラックスしてくるかもしれません。」など誘導したりします。

でもこのマインドフル・ヒプノでは、そういう誘導をしなくとも、一種のフィールドエネルギー※よって徐々に圭子さんが体験したピアノのエピソードのような流れになっていきます。

※古代東洋哲学ではこれを「空」と呼んだりします。五大元素のひとつでもありますよね。

これは深い瞑想状態になったときの意識状態ととても似ていて、あえて言葉にするなら「流れに委ねる」といった感じとして体験することが多いです。

内なる聖なる存在(ディバインプレゼンス=ハイヤーセルフ:※①)につながるというセッションでしたが
体験なさったことが何だったのか?なんて考えたり分析することなく
とても興味深い不思議な体験だったな~ぁ
ぐらいに心にとめておくと
さらに可能性が広がるかもしれませんね。

ご参加ありがとうございました。


2021年01月22日